代表挨拶

2022年12月1日を迎えました。 株式会社 SMILE PRESENTSとして爆進し続けて10年が経ちました。 会社を経営することって,走り続けるものなのだと実感しています。

12月3日(土)には,創立10周年パーティーを開催します。 スタッフたちとその準備で,10年間の軌跡をDVDにまとめています。 幼かったスマプレッ子たちの写真を見ながら, 若かったスタッフたちや去っていったスタッフたちの写真を見ながら, 私は,すべての出会いが財産だなぁとしみじみ感じています。

2022年は,放課後等デイサービスの卒業生が13名いたこともあり,また,そのうちの大半が生活介護事業SMAPRE PLUSに入所することになり, 放課後等デイサービス福浜校をCLOSEすることにしました。
4月,福岡市が児童発達支援事業所の開設をモデル事業として,2事業所の開設を認めるということでした。これは,福岡市議橋田和義氏が,議会での質問を繰り返してくださったおかげでした。 もちろん,応募しました。福岡市役所の一室でプレゼンもしました。
そして, 選ばれました!!嬉しくて鳥肌が立ちました!! 2022年7月1日児童発達支援事業所SMAPRE HOPがOPENしました。 ちっこくてかわいい仲間が増えました。毎日,「かわいい」とメロメロになりながらも, 一人一人の課題を見つけました。「誤学習」です。スタッフと話しながら, 「マイナスな行動に対しての優しい無視」 「無言の支援」 「正しい行動のへの導きと肯定感」の支援の繰り返しを行いました。
すると,なんということでしょう!! どんどん修正していき,保護者の方々から,生活の中での「成長」の報告がたくさん来ています。早いうちからの療育が,こんなに効果的とは!!と改めて,支援の在り方の大切さを学びました。
2021年12月1日更新の当HPで,早期療育の大切さを訴えていた私。2022年には実現できました。 この10年間,やりたいことやらねばいけないこと一つ一つが実現できて,私は,とても幸せです。

これからやりたいこと…それは,「日本のどこかに障害のある人たちが中心の街があってもいいじゃないか」プロジェクトの構築・実現です。福岡市は元気な街ですが,障害児福祉,障害者福祉は遅れています。 障害のある子を授かった瞬間からの不安や迷い, 「どんな進路をとるべきなのか?」 「何を社会的自立とみなすのか?」 「災害時は何を頼ればいいのか?」 「親なき後をどうするか?」という見えない将来と戦っている保護者たちがいます。

2022年7月に福岡市唐人町の「こども病院跡地活用」の公募がありました。約54億円。 スマプレでは,買えないけど挑戦しようと,保護者や賛同してくださる企業の方々と, 「どんな街にしたいか?」を話し合いました。 障害がある人に関わっている人も関わっていない人からもたくさんの賛同やアイディアをいただきました。
例えば,メタバース。そこには,障害のある人たちが自分たちで稼げる仕組みや余暇の過ごし方が見えてきました。
例えば,第2救急と言われる施設。救急医経験者のグループができました。
例えば,元プロ野球選手の野球教室。
障害のある人や家族にはもちろんのこと,これは,福岡市にとって必要な構想だと大いに盛り上がりました。 そこには,保護者たちの終わりの見えない迷いや不安ではなく,わくわくしてときめく将来が見えました。 2022年10月の提出締切日に書類を持参しましたが, 「今,54億円の土地を買えるか,買えないか」の判断でダメでした。残念です。 一つの団体では,購入できない金額だからこそ,福岡市を中心に事業を展開している人たちが関わる場所として 「日本のどこかに障害のある人たちが中心の街があってもいいじゃないか」プロジェクトを,今までSMILE PRESENTSに関わってきた全ての方とこれから出会うたくさんの方々を繋ぎ,丁寧に大切にあっためて実現させたいと考えています。

すべての人に感謝を込めて!! 繋ぐ!虹色笑顔!!

2022年12月1日 株式会社 SMILE PRESENTS 代表取締役 長嶋麻子

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